
サザンオールスターズの桑田佳祐さんが初期の食道ガンであることを発表されました。早く手術をして、早い復帰を望んでいます。
こういった、芸能人のガンの話をテレビで見ると、思い出すのは3年前に胃ガンで死んだ父親のことです。ガンってやつは、本人も家族も大変なんだよなぁ。この家族も暗くなっちゃっているのかなぁ・・・と想像します。
桑田さんのガンとおまえの開業と、どんな関係があるんだという感じですが、ガンで父親が死んだことが、自分の独立を考えるきっかけになったことは確かです。
そもそも、私は行政書士の資格をとったからといって、いきなり独立開業するという気持ちはありませんでした。仕事を辞めて再就職する前に、何か自分に自信をつけるもの、履歴書にハクをつけるぐらいの気持ちで、ユーキャンの折り込み広告の中から、行政書士の資格を選んだわけです。
その後、法人営業をしたいという理由で、人材派遣会社の営業マンになり、忙しく充実した数年を送っていました。人材派遣会社の仕事そのものは、なかなかエキサイティング!?な感じで割と面白い仕事でした。
そんなとき、父親の胃ガン発覚です。病院でわかったときには、すでにステージⅣというかなり進行している状態でした。胃の全摘出をして、一旦は回復したのですが、その後ガンの転移がわかりました。抗がん剤の治療も効かず、間もなく死んでしましました。
父親が死んだ悲しみもありますが、私の心の中に浮かんだことはこんなことでした。当時父親は74歳、私は34歳。自分がもしも、父親と同じくらいに死ぬとしたら、あと40年しか生きられない・・・なんとなく残りの人生に焦りを感じました。
父親が死んだ後の相続関係の手続きは、主に私と母親で行いました。ある程度どんな準備をしたらいいのか知ってはいたので、面倒くさいことは確かでしたが、割とスムーズに手続きは終わりました。
相続に必要な書類を市役所に集めに行ったときのことです。おそらく相続のことで市役所の戸籍係で話をしている母親とその娘らしき人がいました。どうやら、相続の手続きをするのに書類の不備があったりして何度も市役所に足を運んでいるようでした。その母親も娘もすっかり疲れきっている様子でした。
これを見て、自分はスムーズに手続きが進んだので「行政書士の勉強が少しは役に立ったな。この知識は人の役に立ちそうだ。」と思いました。この経験が行政書士として独立することを考えるきっかけになりました。
この後は、独立したいなぁと漠然と考えつつ、人材派遣会社の営業の仕事をしていました。独立したいなぁと思っていても、ためらいもありました。自分が立ち上げた営業所だから愛着もある。数人だけど部下もいる。営業所も部下も置いて、自分だけ独立するのもなぁ・・・と考えていました。
そんな中、仕事でこんな経験をしました。
ある介護関係の会社に人材を派遣していたのですが、その会社が料金を支払わない。何度も足を運んでお願いしても社長は逃げ回ってばかりで話にならない。これは、ちょっと腹をすえて交渉しようと決めました。まずは、内容証明郵便を送りました。結果は、相手も当然無視です。その後は、自分で書類を揃え、簡易裁判所へ支払督促の申立をしましたが、またも無視されました。最後の手段は簡易裁判所へ強制執行の申立をしました。普通は、銀行預金を差し押さえるところですが、介護関係の会社だったので、確実に差し押さえのできる、国からの介護報酬を差し押さえました。これで料金も回収でき一件落着しました。この一件で、法律の力でトラブルを解決できることを実感し、これも人の役に立つなぁと思いました。
私が最終的に独立を決めたのは、リーマンショックで営業所を閉鎖するという話が出たことがきっかけでした。愛着のある営業所がなくなるなら、退職に未練は無いなと思えたからです。はっきり言って世の中のタイミングとしては最悪・・・でも、自分として独立は今しかないと思えました。
父親の死がきっかけになり、人材派遣会社の営業マンの経験が自信を与え、リーマンショックが独立の一歩となりました。後は、この行政書士という仕事でどれだけ人の役に立てるかがこれからの人生です。
桑田佳祐のガンから、自分の行政書士事務所開業をのきっかけを思い出してみました。
以上
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